【コラム】天井のおねしょ

お盆休みに、娘が孫たちを連れて泊まりに来た。孫たちも大きくなったので、いつも使っていない和室に布団を敷いて寝てもらった。

その晩は、子供たちは大はしゃぎ
花火をしたり、スイカを食べたり、ジュースを飲んだり、、興奮冷めやらず遅くまで大騒ぎ。

案の定、朝目覚めると、6歳のお兄ちゃんは、おねしょをしてしまった。
オムツをしている3歳の妹は、「布団に地図を描く」という難を逃れたが、お兄ちゃんの描いた地図をしばらく見つめて、天井を指差して、

「ばぁば、お兄ちゃんのオシッコはあそこまで飛んでいったの？」

何のことかと、天井を見上げると、ちょうどお兄ちゃんが寝ているあたりの天井に、布団に描かれた地図と同じくらいのシミが出来ていた。
それまで、全く気付かなかった天井のシミを3歳の孫に教えてもらったのだと、

そんなエピソードを聞きながら、屋根裏を調べて欲しいと、ご依頼を頂きました。

天井に上がって調べたらところ原因は結露。
屋根裏とお部屋の温度の差が大きいと、結露ができやすく、その水滴は、天井裏の勾配を伝わって同じ場所に溜まっていく。それが天井のシミの原因であった。正に、天井のおねしょだ。

幸い屋根の破損はなかったので、断熱材として「デコス」を施工した。
この断熱材の原材料は、新聞紙である。湿気の吸収力はもちろんのこと、調湿性に優れている。

「お陰様で、断熱材を入れてから、いままでじめっとしていた和室の空気がからっとして気持ちいいの。」と喜んで頂いている。本番はこれからである☆
この冬は、きっと暖かさも体感され、もっと喜んでいただけるだろうと思うと、嬉しくなるのである。

気づいたらすぐ対処することは、家を長持ちさせるのにとても大事なこと☆
3歳のお孫さんの功績は大きいですね！